見合い・恋愛・結婚        ―第20号―         ウェディングチャンス
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前回はお休みさせていただきました。
今回は、この仕事をしていて感じたままの気持ちを聞いてください。
  私の母は大正15年生まれです。昨年女学校時代の同窓会がありました。
母にどうだったか尋ねましたら、自分の人生は、幸せだと答えました。
私からみれば、ずっと苦労ばかりの人生で可哀想に思っていたのですが、
そんな母からみてももっと苦労している人が大勢いるのだと実感しました。
そしてどんな苦労も時間が癒してくれるのだと思いました。
  母が夫を「大切な人」と思えるようになったのは父の亡くなる数年前からです。
奇しくも先月、意識不明で入院している舅を看病している姑からも同じ言葉を聞
きました。
姑は結婚してから、祖祖父、祖祖母がいるのがわかりその世話をし、子供を育て、
店を切り盛りしながら、両親の面倒もみたということです。
夫婦らしい生活ができたのはこの10年だと言っていました。

  私は、昔の夫婦のあり方と今の夫婦のありかたの違いを痛感しました。
今の人は人を好きになって結婚し、嫌いになったり、嫌な面が出てくるとさっさ
と別れて次の幸せを求めるのです。自分にとってマイナスの部分を切り捨ててし
まうのが今の傾向です。男性がリストラに遇ったから、離婚になったとか、相手
が、苦しい時こそ
支えなければならないのに、安易に別れる夫婦の多い事を残念に思います。
どうしてマイナスを二人でプラスに変える努力をしないのでしょうか。

  最初に理想を求め過ぎているのではないでしょうか。
家庭は育てていくものです。人も育っていくものです。
  どんな人との出会いの中でも学びはあります。
先月、二人の若いインド人に会いました。一人は新婚三ヶ月、もう一人はこの5
月に赤ちゃんが生まれるそうです。
どちらも両親が決めた相手の人と結婚したそうです。二人ともとても幸せだと言
っていました。赤ちゃんはどちらが欲しいのと一人の人に尋ねましたら、どちら
でもいい、神様の授かりだからと答えてくれました。

日本人とインド人の違いは何なのだろうと考えました。
インドの人は人柄のよい人が多いのだろうと、誰と結婚しても幸せに感じられる
ほど、性格の良い人が多いそうなのかなと思ってしまいました。
  だとしたら、日本人は性格の悪いのか、そうではなくて、望み過ぎるのではな
いでしょうか。
誰と結婚しても幸せと苦労はあります。　人生には春夏秋冬があります。

  大切なのは人間性であって、外見容姿ではありません。美しいもの、均整の取
れたものに惹かれるいた仕方ないですが、理性で、本当の心の美しい人と結婚し
て欲しいと思います。ただ誰にでも、短所はあります。他人の短所ばかりを見ず
に、長所を認めて前に進んでいってください。

  自分を誉めてあげられる人生―それは困難を克服した人だけに与えられるもの
です。
来るものを受け入れ、どんな事にも逃げないことです。
勇気をもってください。
自分が変われることを信じて。


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    あっという間に桜は散ってしまいました。
  桜の花の匂いは？よくわかりませんでした。
  ハートを温かくするために行動していこうと考えています。

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